MCJ(浅貝武司社長)の子会社iriver japan(iriver、浅野樹美社長)は、SIREN(矢野間也寸志代表取締役)およびSIRENの親会社A-MAX Technology Japan(A-MAX、矢野間也寸志代表取締役)との間で、A-MAXが展開する携帯オーデ ィオブランド「SIREN(サイレン)」の営業権譲渡契約を締結し、同ブランド の国内独占営業権と使用権を6月1日付で取得すると発表した。
iriverは、韓国レインコムの技術開発力をベースとして、日本市場に向けた 「iriver」ブランド製品を展開している。一方、A-MAXは、中国A-MAX Technologyの低コスト生産力を強みに、国内メーカーに対してOEM製品を供給するほか、 「SIREN」ブランドで自社製品も販売している。
iriverでは、営業権取得後、携帯オーディオ「iriver」ブランドと平行して 「SIREN」ブランドの製品企画・販売・マーケティング、サポート活動を展開 する。「iriver」ブランドをハイエンド、「SIREN」ブランドをローエンドと 位置付け、製品ラインアップを強化。携帯オーディオ市場で7%の販売台数シ ェア獲得を目指す。また、A-MAXが強みとするデジタルフォトフレームなど異 なるカテゴリへの進出を図り、事業収益基盤の拡充も狙う。
サポート機能や営業・マーケティング組織を統合することで、販売・マーケ ティングでの相乗効果に加え大幅なコストダウンが可能となるため、ユーザー サポート体制の拡充や、新たな製品・サービスへの開発にも取り組む。今後、 ハードウェアに加え、「デジタルエンタテイメントコンテンツ」の販売やサー ビスの展開も視野に入れる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」