日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト、小野功社長)とラティス・テクノロジー(ラティス、鳥谷浩志社長)は5月25日、3Dデータの漏えいを 防止する製品を7月から販売すると発表した。
新製品は外部公開する3Dデータのアクセス権付与、配布した3Dデータの操作 履歴をトレースしての不正運用検出、配布後の3Dデータの参照を強制停止する などの制御を行うことで、3Dデータのセキュリティ管理が行える。ラティスの3Dデータ編集ツール「XVL Studio Ver.7.0」と日立ソフトの「XVLstaff(エッ クスブイエルスタッフ」を組みあわせた。
ラティスでは、非常に軽い3Dデータ形式「XVL(eXtensible Virtual world description Language)」を開発。今回、PDFのセキュリティを制御するアド ビシステムズの「Adobe LiveCycle Policy Server(APS)」と連携し、PDFと 同じようにXVLも保護できるようにすることで3Dデータと技術文書のセキュリ ティ統制を図れるようにした。
3製品を組み合わせた結果、「XVLstaff」「APS」がXVLファイルにアクセス 権限などのセキュリティを設定することが可能になったほか、「XVL Studio」 がセキュリティ設定されたXVLファイルを開けるかをチェックできるようにな った。ユーザーごとのXVLファイルのアクセス制御、XVLファイルに対する操作 履歴を収集が行え、配布後でもXVLファイルのセキュリティ変更ができる。
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