ソフトウェア開発のサイバーコムはこのほど、ジャスダック証券取引所に新規上場を申請し、承認された。上場予定日は6月19日で、証券コードは3852。
上場にともなう調達資金は6億3500万円。調達した資金は、主に今後の事業展開に備え、技術面を充実させるための人材育成と人材採用に充当する。
具体的には新規発行の35万株を公募し、10万株を売り出す。ブックビルディング期間は6月1日から6月7日。公募・売り出し価格は6月8日に決定される。主幹事証券会社は大和証券エスエムビーシー証券が務める。
サイバーコムは1978年設立。通信系分野のソフトウェアの受託開発を主力事業とし、特に通信インフラ網に関わる製品やシステムなどを手がける通信基盤分野が中心となる。
同社は1990年に富士ソフトウエアの出資により関連会社となり、2002年3月には富士ソフトグループソフトウェア関連企業が統合合併して独立した。国内では数少ない通信基盤や制御系分野の受託企業としており、2002年3月以降5年間、売上高、利益ともに伸びている。
さらに次世代ネットワークの研究と構築、ユビキタスネット社会の進展を背景として、これらに関連する機器やネットワークに必要となるソフトウェアの開発は拡大していくと見られる。
2006年3月期の業績は売上高が前年比29%増の69億6557万円、経常利益が同22%増の4億8878万円、純利益が同18%増の2億8488万円だった。
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