IBMは米国時間5月15日、顧客のリスク管理や規制準拠、セキュリティなどの問題を解決する、新たなサービスと技術をリリースした。同社はさらに、こうした分野を対象とする2種の製品アップグレードも発表している。
IBMがリリースしたサービスは、リスク管理サービススイート「Business of IT Dashboard」と、企業のコンプライアンスレポート作成および監視を簡素化するTivoli向けの「IT Lifecycle Management and Governance Services」だ。 また新製品として、企業の重要なビジネスサービスの状態やパフォーマンスに関するフィードバックをリアルタイムで生成する、「Tivoli Business Service Manager」ソフトウェアがリリースされた。
上記のサービススイートおよびソフトウェア製品は新たに登場したものだが、これらに含まれるコンポーネントの一部は、IBMもしくは同社が最近買収した企業によって以前から提供されていた。同サービスおよびソフトウェアはすでに販売が始まっており、価格はユーザーが搭載を希望するコンポーネントによって異なる。
IBMは2種の製品アップグレードも発表しており、一方が2007年6月に、もう一方が2007年後半にリリースされるという。
6月に提供が開始される予定の「IBM Rational Portfolio Manager 7.1」は、サーベンスオクスリー法などをはじめとする各種規制への準拠を実現したり、コンプライアンス状況を監視したりするための製品だ。新版には、プロジェクトの承認プロセスを自動化したり、コンプライアンスレポートを自動生成したりする、ソフトウェア開発チーム向けの分析用コンポーネントが追加されている。
2007年後半にリリースされる「IBM Tivoli Security Operations Manager 1.4」は、ネットワークに対する脅威を監視し、管理タスクを処理するリアルタイムなダッシュボードとして機能する。バージョン1.4は、シンプルで一元管理可能なダッシュボードコンフィギュレーションを特徴としている。IBM Rational Portfolio Manager 7.1およびTivoli Security Operations Manager 1.4の価格は、まだ明らかにされていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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