「(トラフィック測定に対する信頼)の重要性が格段に高まっているのは、マーケッターたちが双方向広告に多くの費用を投じ始めているためだ。彼らはどうしても、(トラフィックの)数字を信頼する必要がある」(Draizen氏)
Draizen氏は、不明確あるいは不正確なトラフィック報告が原因でどれだけの広告収入が失われたかに関する正式な数字は挙げられなかったが、広告主とウェブサイトは一様に悪影響を被っていると指摘した。「広告主や広告会社は、Nielsen//NetRatingsとcomScoreから出された数字に基づいて、広告費を投じる場所と特定のサイトに投じる広告費の額を決めている。なので、(Nielsen//NetRatingsとcomScoreの)2社は、誰かの事業に多大な影響を及ぼしているのだ」(Draizen氏)
IABがNielsen//NetRatingsとcomScoreに送付した書簡は、同団体の理事会で、全会一致で可決された。理事会は、Google、Yahoo、New York Times Co.、Fox Interactive Media、AOL、NBC Universal、News.comの発行元であるCNET Networksなどの代表で構成されている。
comScoreとNielsen//NetRatingsは、インターネットトラフィック調査会社の最大手だが、トラフィック調査会社はこの2社だけではない。また、この2社だけがトラフィック測定方法の透明性を高める義務を負っているわけではない(とIABは指摘する)。Draizen氏は、「ネット視聴率を発表しているすべての企業が監査を受けるべきだ」とした上で、「現在は、どこの調査会社も監査を受けていないだろう」と付け加えた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境