モジラ、「The Coop」プロジェクトを開始--Firefoxにソーシャルネットワーキングを追加

文:Martin LaMonica(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2007年04月05日 10時00分

 Mozilla Foundationの研究所が、ウェブブラウザ「Firefox」にソーシャルネットワーキングを追加するプロジェクト「The Coop」に着手した。

 The Coopの目的は、 ブラウザのアドオンを開発して、人々が、写真などのウェブコンテンツやリンクを共有したり、受け取ったりできるようにすることだ。

 プロジェクトでは、Flickrなどの写真共有サービスにあがっている友人の写真をボックスに表示し、縦あるいは横に並べることを考えている。友人から情報が送られると、その友人のアバターや写真が光るようになるという。また、友人のアバターをクリックして、ウェブページブックマークやブログ、映画の最新情報を取得することも可能だ。

 同プロジェクトのサイトには「ウェブ上で最もよく行われているソーシャル・インタラクションは、誰かに『リンク』を送ることだ。The Coopのゴールは、このインタラクションを容易なものにし、人気を博す多くのウェブサービスから提供される同様のツールと連携させることだ」と書かれている。

 鶏小屋のイメージのように、友人のアバターにはボックスが割り当てられ、アバターはそこで過ごすことになる。

 ユーザー同士の情報は、RSSフィードやインスタントメッセージサーバを介して送信されると、同サイトには書かれている。

 このプロジェクトは現在、「概念を実証する」フェーズにあるとしたうえで、Mozillaは搭載予定の機能を複数紹介した。なかには、友人の画像にリンクをドラッグすることで、情報を共有する機能もある。

 Yahooのdel.icio.usやオンライン写真共有サービスFlickrなどのオンラインソーシャルサービスと連携するブラウザとしては、Firefoxベースの「Flock」もある。Flockは現在、ベータテストのフェーズにある。

画像の説明提供:Mozilla Foundation

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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