無線LANを共有し合うサービス「FON」を展開する英FON WIRELESSの日本法人、フォン・ジャパンは4月4日、ロジテックが製造・販売する無線LAN対応携帯端末向けに、FONの利用可能エリアへ接続するためのソフトウェアを提供すると発表した。すでに、海外で展開している携帯電話向けサービスを国内でも展開することと、Skypeのユーザーと提携することで、FONの利用者拡大を狙う。
このソフトを搭載したロジテック製のSkype専用携帯端末「LAN-WSPH01WH」は、同日より順次販売し、FONの利用登録者であればFON対応エリア内でネット接続できる。また、すでに同端末を購入した人に対しては、ロジテックの公式サイトで無償ソフトを配布する。
700万人以上が利用しているSkypeユーザーと連携することで、FONの利用者拡大を目指す。
無線LANとSkypeを組み合わせた提案は、国内においてはライブドアが提供する「livedoor Wireless」などがすでに行っている。
英FONは2006年11月より同サービスをはじめており、携帯電話端末メーカーとしては世界シェア首位のノキアなどと協力関係にある。
フォン・ジャパンでは今後、「さまざまな端末へのソフト提供を進めていきたい」としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス