インクリメントPは4月3日、携帯用ナビゲーション機器(PND:Personal Navigation Device)市場に参入すると発表した。専用の地図データとカーナビゲーション用アプリケーションを開発。今春よりPNDメーカーへの提供を開始する。
新開発した地図データとアプリでは、PND向けにカーナビの基本機能を集約した。同社の地図情報システム「MapFan」の運用実績と、既存のカーナビ用アプリ/地図データ技術を組み合わせ、カーナビメーカーの要求内容を織り込んで開発したという。
またインクリメントPの既存カーナビ向けサーバシステムとの連携による、地図データや渋滞情報の更新といった機能拡充も検討する。
対応OSはWindows CE。クラリオンが4月初旬に発売する「DrivTrax(ドリブトラックス) P5」や、マイタックジャパンの「Mio DigiWalker(ミオ・デジウォーカー)」シリーズの新製品などが採用を決めている。
インクリメントは今後も取引先を拡大し、2009年度にはPND向けアプリと地図データで国内シェアの半分を獲得するとしている。
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