携帯電話の検索に関する調査--ユーザーは検索結果も“比較”している!?

Webマーケティングガイド2007年04月02日 13時00分
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Webマーケティングガイドでは、モバイルインターネット調査会社のネットエイジアリサーチと共同調査のもと、第5回携帯電話の検索に関する調査を行った。その結果、ユーザーはモバイル検索結果においても“比較”という行動をとっている可能性が浮上した。

今回の調査対象は、15歳以上〜49歳未満の男女モバイルユーザー300人で、男女比については50%ずつの均等割付けを行い、年齢比は15〜19歳:33.3%、20〜34歳:33.3%、35〜49歳:33.3%となっている。また、キャリア比はDoCoMo:47%、au:38.3%、SoftBank:14.7%となっている。

まずQ1では、携帯電話でオンラインショッピングや情報収集をしようと思ったとき、どのような方法で検索をするかを尋ねた。その結果、「商品名」という回答が最も多く60.7%、そして「カテゴリー」の34.7%、「ブランド名や会社名」の34.3%と続く結果となった。

携帯電話でオンラインショッピングや情報収集をしようと思ったとき、どのような方法で検索をするか

モバイルの検索ワードについては、まだまだユーザーの傾向がつかめていないのが現状である。しかし、60%以上のユーザーが「商品名」で検索すると回答しており、また「ブランド名や会社名」という固有名詞を入力するというユーザーも34.3%も存在していることからも、多くのユーザーは検索をする際にはすでに具体的なイメージが出来上がっているのではないかと考えられる。

もちろん上記内容はリサーチ結果から考えられる仮説に過ぎないが、もし多くのユーザーがオンラインショッピングやそれにまつわる情報収集をする際、ブランド・会社名やカテゴリーではなく「商品名」で検索するというのであれば、広告主はユーザーに商品名などのように自社のサイトに直接的に結びつくような検索ワードを印象づけ、最短でサイトに到達できるようにする必要があるかもしれない。

Q2では、モバイル検索をしたことがあるというユーザーに対して、どのように検索結果をクリックしていくのかを尋ねたところ、最も回答が多かったのが「上から順番に見ていき、興味を持ったものをクリック」で、半数以上である53%のユーザーが回答している。次いで多かったのは、「1ページ目の全体を見てから、興味を持ったものをクリック」で33%、そして「数ページ全体を見てから、興味を持ったものをクリック」の11%と続く結果となった。

どのように検索結果をクリックしていくのか

上記結果からは、殆ど全てのユーザーは「上から順番に、全てをクリックする」のではなく、興味を持ったもののみをクリックするということが伺える。今回のモバイル検索に関する調査では、「上から順番に、全てをクリックする」ユーザーは僅か3%となっており、第5回検索エンジンに関する調査で明らかになった「パソコンの検索結果におけるタイトル&説明文の重要性」は、モバイル検索においても共通する事実である可能性が高いと考えられる。

また、注目すべきは“上から順番に見ていき”興味を持ったものをクリックするユーザーが53%いる一方で、“1ページ目の全体を見てから”クリックするというユーザーが33%もいるということである。ここからは、ユーザーが検索結果を上から順に見ていき、興味を持ったものをクリックするだけではなく、検索結果の中においても“比較”という行為を行っているという可能性が見てとれる。

これまでであれば、検索結果の上位に表示され、タイトル&説明文を工夫する事でクリック率は高まると考えられていたが、ユーザーの検索における行動は一つ上の段階に来たのかもしれない。

最後にQ3では、パソコンの検索とモバイルの検索で入力する検索ワードには違いがあるかのかどうかを尋ねた。その結果、「パソコンの方が詳細なキーワードを入力する」という回答が最も多く、47.4%のユーザーが回答している。

パソコンの検索とモバイルの検索で入力する検索ワードには違いがあるか

「パソコンの方が多いキーワードを入力する」というユーザーも24.1%おり、携帯電話の性能は日々向上しているとはいえ、やはり携帯電話での文字の入力はパソコンのそれよりも面倒が伴うことは明らかであり、その影響で検索ワードの内容や量にも違いが生じる可能性が考えられる。

しかし、当初の仮説として考えていた、パソコンと携帯電話の検索においてはスペースやコンマ、変換などの詳細な部分に関する両者の違いは、「スペースやコンマ、&などを入れない」というユーザーは僅か4.9%、そして「ひらがなで検索する」というユーザーに関しても6.8%という結果となっており、予想以上に少ない結果となった。

また、今回の調査ではパソコンと携帯電話の検索ワードには「違いがない」と回答したユーザーも25.6%存在している。つまり、ユーザーによって検索ワード対する意識や検索方法に違いがあることは事実であり、属性に分けたより詳細な調査をする必要があると考えられる。

本調査は、業界の全般的な調査となっております。
あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。
業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。
より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。

サンプル数  :300
調査期間   :2007年03月15日〜2007年03月16日
調査方法   :モバイルリサーチ
調査機関   :ネットエイジア株式会社
対象者    :15歳から49歳の男女

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