ウェブストリーム(柴原眞介社長)は3月19日、DVDソフトをパソコンのHDDに保存することなく、直接DVDメディアに記録するオンラインの動画販売サー ビス「DVD トースター」を4月から開始すると発表した。映像製作会社や大手 広告代理店やテレビ局、映画会社などの利用を見込む。
「DVD トースター」は、オンライン上でDVDソフトをダウンロード販売する 有料の動画サービスで、購入したデータはDVDメディアに直接保存する。ユー ザーのパソコンのHDDにはデータは残らないため、DVDの映像データの二次利用 を制限することができる。
具体的には、インターネット経由で、ユーザーのパソコンのDVD-R/RW書き 込み対応のDVDドライブを直接操作。ダウンロードしたDVDビデオのデータをDVDメディアに順次書き込む。DVDビデオのデータをダウンロードする機能と書き 込む機能は1つのプログラムとして、パソコンに半自動的にインストールされ るため、ユーザーは事前にソフトウェアの用意が不要。サイト上の指示に従う だけで、簡単にDVDへダウンロード書き込みが完了する。
コピー防止には、マクロヴィジョン社の著作権保護技術「RipGuard」「ACP」 を採用した。DVDビデオのデジタル、アナログコピーを防止するサービスも提 供する。
サービスはASPで提供するため、ECサイトでデータを販売することが可能で、 コンテンツを販売するソフト会社などは初期投資が少なくて済む。DVDを販売 する企業には売れた数だけ一定の販売マージンが課金される。
第1弾として、東映アニメーション(高橋浩社長)が同サービスの採用を目 標に、3月22日から東京ビッグサイトで開催される「東京国際アニメフェア2007」でサービスを利用したデモンストレーションを実施する。
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