ガートナー ジャパンのリサーチ部門は3月12日、2006年の日本プリンタ市場に関する調査結果を発表した。
2006年のプリンタとインクジェット複合機を含む日本プリンタ市場は、インクジェット単機能の出荷台数が前年比24.3%減と大幅に落ち込み、市場全体ではベンダー出荷台数が前年比2.1%減の851万4000台、金額が前年比3.2%減の3539億4800万円でマイナス成長となった。
ただし、インクジェット複合機の出荷台数は前年比19.7%増の4256万台、カラー・ページプリンタの出荷台数は前年比3.6%増の277万台でプラス成長となっている。
出荷台数は1位キャノン(38.8%)と2位エプソン(37.2%)が圧倒的なシェアを占める。3位HP、4位ブラザー。
ガートナーでは今後、多機能な複合機はユーザーに支持され出荷は増加するものの、製品の性能が向上しているため、置き換えサイクルが長期化し、成長率はさらに鈍化すると見ている。また、ネットや量販店などのプリントサービスが充実してきていることから、印刷コストの低下や高品質の施策が求められるとしている。
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