Webマーケティングガイドでは、モバイルインターネット調査のネットエイジアリサーチと共同調査のもと、携帯電話の有料サイトに関するモバイルのインターネットリサーチ調査を行った。その結果、半数近くの方が有料サイトには登録していないという事がわかった。
今回の調査対象は、15歳以上のモバイルユーザー298人。 男女比は男性32.9%、女性67.1%。また、キャリア比に関してはDoCoMo:54%,au:31.9%,SoftBank:14.1%となっている。
Q1では、「携帯電話の有料サイトにいくつ登録しているか」を尋ねたところ、最も多かったのは「登録していない」というユーザーで48.3%。次いで「1サイト」で19.8%、そして「3サイト以上〜5サイト未満」の12.8%と続く。 この結果からは、約半数のモバイルユーザーが有料サイトに登録しておらず、登録をしていたとしても「1サイト」が大半である事がわかった。
この原因としては、勝手サイトと呼ばれる一般サイトも昨今は非常に充実してきており、またその多くが無料サイトである事が影響していると考えられる。また、携帯電話ではそもそもインターネットを行わないというユーザーも多くいるのではないかと推測される。
Q2では、「どのような種類のサイトに登録しているか」を尋ねた。その結果、「エンターテイメント」という回答が最も多く33.6%、次いで「着メロ・着うた・着ムービー」で25.3%、そして「ゲーム」の12.1%と続いた。
上記結果は、本調査が女性を多く占めている事と多少の関係があると考えられるが、”携帯=着メロ・着うた”という流れは確実に変わりつつあると推測される。つまり、携帯電話が日々進化する中で、携帯電話であっても高度な情報収集やエンターテイメント性の高いサイトがユーザーから支持を集めるのではないかと考えられる。
Q3では、有料サイトを選ぶ際、「登録してもよい」と思う基準を尋ねたところ、最も多かった回答は「サイトの利用料金」で36.6%、次いで「おもしろい内容」で33.6%という結果となった。
一見すると、両回答(料金とおもしろさ)は相反するようにも見えるが、ここから見えてくるのは”モバイルユーザーの要求の高さ”である。つまり、ユーザーは安いだけではサイトへの登録は行わないし、逆に内容がおもしろかったとしても料金に納得がいかなければ行動には移さないという事である。
ユーザーがサイトに求めるもの、またユーザーが適当だと思う料金体系などについて、正しく調査し把握する事がサイト運営を成功させる為には必要であると考えられる。
サンプル数 :298
調査期間 :2006年11月27日〜2006年12月01日
調査方法 :モバイルによるインターネットリサーチ
調査機関 :株式会社ネットエイジア
対象者 :15歳以上の男女
本調査は、業界の全般的な調査となっております。
あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。
業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。
より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)