Webマーケティングガイドでは、ネット調査会社のマクロミルの協力のもと「第2回検索エンジン利用調査」をインターネットリサーチにて調査を行った。
検索エンジンに関する自主調査を行ったところ、検索結果に思ったように良いサイトが見つからなかった場合にとる手段として、『キーワードを追加して再度検索する』が66%と最も多くなった。
今回の調査対象は20歳〜49歳のパソコンインターネットユーザー400人。 M1層100人、M2層100人、F1層100人、F2層100人となる。
次いで多かった回答として、『キーワードを変更して再度検索する』が28%となり、このことからユーザーは検索時に複数のキーワード掛け合わせて用いると考えられる。
また、Q2では思ったように良いサイトが見つからなかったと判断する時は、「3サイト目まで」と回答してユーザーが38.9%となり、「5サイト目まで」だと70.2%となる。
このことから、ユーザーは検索結果を5サイト目まで見て思い通りのサイトを見つけることができなかった場合は、「見つからない」というストレスを感じ始めることがわかる。
Q3よりユーザーの多くは、検索結果の上位から探し始める傾向はあるものの、検索結果に表示される『タイトル&説明文』を良く読んでいるユーザーは76.7%と非常に高いくことがわかる。 ことことにより、今までの定説であった上位表示絶対論は、この膨大な検索結果を表示させるようになった、検索エンジンにおいては、ユーザーも検索のコツをつかんできており、一概に上位5位までの表示ではなく、上位表示と加えて、ユーザーの検索モチベーションにあった『タイトル&説明文』が重要であることが考えられる。
また、検索結果の中でユーザーの目に留まる上位5サイト目までに表示されなければモチベーションが低下し、検索結果から離脱すると考えられる。
米国では飛び先ページの画面キャプチャーを、検索表示と一緒に表示させる検索エンジンも出てきており、ユーザーがリンクをクリックして実際に サイトを訪れる前に、どんなサイトなのか、見ることができるようにしようというアイディアだと言える。
参考例:
http://www.icq.com/search/
http://www.snap.com/
これからのSEM対策では、検索結果の上位表示に加えてユーザーの検索モチベーションにあった『タイトル&説明文』が、結果的にモチベーションの高いユーザーを取り込む最大の効果になるのではないかと考えられる。
とは言え、リスティング広告で膨大なキーワードを上位表示を維持し続けるのには、あまりにもコストがかかりすぎることもあり、コストパフォーマンスを考慮すると、やはり、リスティング広告とSEO対策という実践的なSEMの実施が重要であると考えらる。
このことよりリスティング広告とSEO対策の相乗効果を提案、実施できるパートナーの選定が重要となってくる。
本調査は、業界の全般的な調査となっております。
あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。
業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。
より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
サンプル数 :400
調査期間 :2006年11月15日(水)〜2006年11月16日(木)
調査方法 :インターネットリサーチ
調査機関 :株式会社マクロミル
対象者 :20歳から49歳の男女
本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。
アンケート回収データ・クロス集計サービス・レポートは有料にてご購入いただけます。
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