ラック(LAC)とエー・アンド・アイシステム(A&I)は2月28日、各取締役会において、今後の経営統合の日程の決議を行った。
LACは官公庁や企業、団体向けに、ネットワークセキュリティのトータルソリューションや、システムインテグレーションを提供するサービス会社。一方、A&Iは、コンサルティングやソリューション、システム開発などを、官公庁、地方自治体向けに手がけている。
両社は2006年11月、共同株式移転による両社の完全親会社となる持ち株会社の設立、および経営統合の基本合意を発表。当初予定では、2007年6月26日にLACが、2007年4月29日にA&Iが上場を廃止し、両社の持ち株会社の新規上場を計画していた。
しかし、A&Iの過年度決算の訂正による大阪証券取引所からの審査が継続中であったため、2007年1月16日付けで経営統合の延期を発表。その後、2月16日付けで審査が完了し、A&I株式の大阪証券取引所における決算訂正にかかる監理ポスト割当事由が除外されたことを受け、今回改めて経営統合の日程を決定した。
今後は、2007年4月20日に両社の株式移転計画承認取締役会を開催。6月28日に株式移転計画承認臨時株主総会が各々で行われ、9月25日をもって両社の上場を廃止する。また、10月1日には株式を移転し、持ち株会社のジャスダックおよびヘラクレスへの上場を予定する。持株会社の株券交付は11月下旬に予定されている。
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