ポイントオンとエルゴ・ブレインズは2月28日、モバイルリサーチ事業で提携し、携帯電話を活用した共同リサーチサービス「Target-On」を3月1日より開始すると発表した。
Target-Onは、ポイントオンとエルゴ・ブレインズがそれぞれ運営するサイトの会員に向けて、さまざまなアンケートを実施し、企業のマーケティングや販促活動に役立つデータを提供するサービス。提携後は、両社のモニターを共有することで、ほぼ全ての年齢者層を対象としたリサーチパネルデータを提供できるという。
両社によると、数十から数百の設問リサーチなど、機能上モバイルリサーチに向かないとされていた問題点は、携帯端末の高性能化とパケット通信定額制の利用者増加により解決されたという。
常時持ち歩く携帯電話を利用したモバイルリサーチは、「いつでも」「どこでも」アンケートを実施してモニターの回答を得られるのが利点であり、これまでのネットリサーチとは違う、ユーザーの行動にひもづいたデータが取得できる。
たとえば、コンサートなどイベント内でキャンペーン応募として利用したり、QRコードなどの携帯機能を利用して、商品購入直後や待ち時間などを狙い撃ちしたアンケートを実施したり、店舗のアンケートリサーチなどに有効的に活用できる。
さらに、調査開始から非常に短時間で、数千から数万にのぼる精度の高いデータが取得できることも利点としてあげている。
ポイントオンとエルゴ・ブレインズは、今後、通常のパソコンを使ったネットリサーチに比べて、ITリテラシーや年齢、所得レベルなど裾野が広いモニター構成を利用し、有効なリサーチサービスを実現するとともに、モバイルリサーチ事業の早期確立を目指すとしている。
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