ドリコムは2月8日、2007年3月期第3四半期(2006年4月1日〜12月31日)連結決算を発表した。
同社ではこの第3四半期を積極投資時期と位置付け、広範囲に投資した結果、第3四半期の連結業績は、売上高6億200万円(前年同期比46.1%増)、営業損失1億1400万円、経常損失8800万円、四半期純損失5100万円となった(下表の通り)。
売上高を事業区分別に見ると、ブログ事業では、社内ブログシステム「ドリコムブログオフィス」の拡販体制を大手販売代理店と提携・協業して構築したほか、数千人を超える大規模でも運営が可能なエンタープライズ版の開発を引き続き進めるとともに、短納期・低価格で導入可能なアプライアンスモデルの販売を開始した。
一方で、売り上げの多くを占める「ドリコムブログシステム」および「ドリコムSNS」が、市場ニーズは維持しつつも、開発リソースの不足や、既存案件の保守、カスタマイズが重なったほか、納期ずれなどもあったことから、当初の想定を下回り、売上高は5億6800万円、売上構成比94.3%となった。
検索エンジン事業では、10月にソーシャル・モノ・ブックマークサービス「モノリス」、12月にブログの読者向けの求人広告サービス「ドリコムジョブボード」の提供を開始したほか、新広告配信サービスの開発などにより、売上高は2800万円(同41.5%増)、売上構成比は4.8%となった。
その他の事業では、主に2006年12月に新設した連結子会社「ドリコムマーケティング」での売り上げを計上、売上高は500万円(同67.1%増)、売上構成比は0.9%となった。
2006年4〜12月 | 2005年4〜12月 | 増減(%) | |
---|---|---|---|
売上高 | 602 | 412 | 46.1 |
営業利益 | ▲114 | 140 | - |
経常利益 | ▲88 | 135 | - |
四半期純利益 | ▲51 | 79 | - |
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