ガンホー・オンライン・エンターテイメントはこのほど、オンラインゲーム関連事業を手がける企業への投資を目的とする投資事業を開始すると発表した。
同事業は、日本国内および海外におけるオンラインゲームを中心としたブロードバンドコンテンツサービス、モバイルコンテンツサービスに関連した企業の株式・出資持分などを投資対象とするもので、ガンホーは子会社などを通じて同事業に出資することにより、オンラインゲーム関連企業に資金供給をするとともに、シナジー効果の実現を促進し、オンラインゲーム市場の拡大および投資収益の確保を図るとしている。
同事業は、ガンホーが基金拠出して設立したAXIS有限責任中間法人が設立する一つまたは複数の合同会社をビークルとし、匿名組合出資などにより、国際的な投資銀行であるゴールドマン・サックスをはじめとした投資家から出資を募る。合同会社では、投資委員会(現在はガンホーの指名する3人とゴールドマン・サックスの指名する3人で構成)を内部諮問機関として設置し、委員会の意思決定を最大限尊重した形での業務を展開する予定。
また、ガンホーの子会社として新たに設立されたガンホー・アセット・マネジメントが、アセットマネジメント業務や案件情報提供などの業務を展開し、ガンホーグループの有するノウハウを提供することで、同事業の合同会社および投資委員会の意思決定をサポートするとしている。
ガンホーは今回の事業開始により今後発生する投資収益などについて、同事業では市場拡大効果や投資成果等による中長期的投資を期待していることから、当期における業績への影響は軽微であるとしている。
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