操作画面はアジア製の携帯音楽プレーヤーのようなGUIだが、シンプルなので操作性に不足はない。欲をいえば、暗い車内で使う際のイルミネーションや、赤外線リモコン、バッテリー残量表示がほしいところだ。
本体には、512Mバイトのメモリーを内蔵していて、最大約3時間、最大100番組の録画も可能だ。録画操作も至ってシンプルで、視聴中に本体前面のREC/STOPボタンを押すと録画開始、再び押すと録画停止になる。録画開始には数秒のタイムラグがあるので、とっさの録画は苦手だ。録画は手動録画のみの対応となる。
録画した番組は再生リストから選んで再生が可能。外部ファイルの再生や録画ファイルを取り出すことは行えないので、録って見て消すという使い方が一般的だろう。
録画時に電波の受信状態が悪いと、録画が一時停止になり。電波状態が回復すると録画が再開される。再生では映像と音が同期しない場合もあったが、再生時にも番組情報の表示ができるなど、手軽なメモ用途に使える録画機能だ。
このように、録画機能付きのチューナーとしてはシンプルで割り切られた仕様だが、PCなしで簡単にアナログ接続できる汎用性がメリットだ。ポータブル液晶モニターにつなぐのも便利だし、ワンセグなしのカーモニターでも本機を繋げばワンセグが楽しめる。というように利用シーンは多く、アイデア次第で便利に使いこなせるだろう。
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