「PC-SUCCESS」を運営するサクセスが、1月31日付けで事業を停止し、自己破産申請の準備中であることが明らかになった。
サクセスは、主にコンピュータ周辺機器の販売を目的として1999年に設立され、“激安ショップ”としてオンライン販売および店頭販売を行っていた。2005年10月期には、年売上高が約180億5500万円、商品点数が35万点内外、月間利用者数が400万人を超える規模にまで成長していた。
しかし、一方では財務内容が脆弱であり、また2005年には決算の一部に不明瞭な点が存在することが明らかになり、金融機関への返済が滞る自体となっていた。このため2006年9月には、当時代表取締役会長職だった創業者の杉浦氏が再び社長に就任し、経営を立て直すべく取引先に支援を要請していた。
その結果、一部資金支援を得たが抜本的な改善には至らず、更なる支援要請を続けていたが交渉は難航し、2007年1月末の決済が困難となり今回の事態となった。負債総額は、流動的であるが約30億円とみられる。なお、事後処理は大久保孝裕弁護士ほか1名が行う。
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