NTTアイティと東芝映像機器(TVE)は1月25日、デジタルサイネージ(電子看板)システム「ビルアド」を共同開発し、システムソリューション会社向けに、2月1日から販売を開始すると発表した。年間100システムの販売を目指す。
ビルアドは、セットトップボックス(STB)を利用したストリーム配信型のデジタルサイネージシステム。案内情報や広告などの映像コンテンツ管理と配信スケジュール管理、ストリーム配信を行うNTTアイティのソフトウェア「ビルアドスタンダードサーバパッケージ」と、ハイビジョン映像のストリーム受信と表示を行うTVEの「専用STB」および「ディスプレイ」で構成される。
ビルアドスタンダードサーバパッケージをインストールしたサーバにアクセスできる環境が整っていれば、場所を問わず、ブラウザで好みのコンテンツを自由に組み合わせて、簡単に登録とスケジューリングができる。PCサーバ1台、STB1台、ディスプレイ1台の最小構成から利用することが可能で、安価に導入することができるため、中小オフィスビル、ショッピングモール、病院、各種学校などでの利用が期待できるとしている。
価格は、ビルアドスタンダードサーバパッケージが60万円、ビルアドスタンダードクライアントライセンス(STBの台数分必要)が年間1万円、STBが8万円となっている(価格はいずれも税別)。ディスプレイ、システム構築費、保守費などは別途料金がかかる。
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