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挙式の企画から運用までを統合支援--ウィジットが春先にASP提供

島田昇(編集部)2007年01月25日 14時07分
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 システム開発のウィジットは春先をメドに、結婚式の企画から運用までを統合支援するASPシステムを発売する。結婚式は複数の業者が連携するため、煩雑な業務を効率的に管理したいという需要が高い一方、低価格かつ使い勝手の良いシステムが存在しないと判断。挙式を引き受けるホテルや飲食店向けに提案する。

 ウエディングシステム「Something4」は、同社取締役で元ホテル従業員(挙式担当)の三輪貴子氏(写真)が考案したもの。挙式の打ち合わせ、会場予約、商品発注、精算──といった企画から運営までの情報を管理するプランナーだった同氏の知識やノウハウを生かし、同じ立場のホテルや飲食店の担当者に向けて提案するシステムとなる。

 三輪氏によると、ホテルや飲食店向けの結婚式管理システムは事実上、存在しなかったという。

三輪氏 「All About」に働く女性をテーマに執筆もしている三輪氏。

 例えば、ホテルの挙式事業は本業のホテルの集客効果を狙ったものであることが多い。そのため、挙式の担当者はほかの仕事を掛け持ちしていたり、システム投資も後手に回っていることが多かったようだ。

 しかし、現場の担当者だった三輪氏は日々、結婚式管理を想定していないシステムをベースに紙ベースの情報を手動で打ち込んで情報管理し、さらには一挙式あたり平均で50人程度の業者と連携しなければならないという状況。管理すべき情報の量が多すぎるため、手動ではミスも必然的に発生して「発注ミスなどのトラブルでクレームにつながることも多かった」(三輪氏)。当然、顧客のクレームは値引き要求につながり、値引き分はホテル側と業者のどちらが負担するのかという話に発展することもあったという。

 そんな折、当時の三輪氏は取引先の業者から他業界における情報管理体制を聞き、いかに挙式事業のシステムとそこで働く人たちの環境が好ましくないものであるかを知った。

 現状をイノベーションする仕組みを作りたい──。三輪氏は現状のシステム環境と他業界のシステム環境との比較から、いかに挙式事業のIT化が重要であるかに気づき、製品化を決意した。

 Something4はトラブルの原因となる手動のフローを自動化し、長ければ1年程度かかる結婚式の各種業務を一括管理。アラートなども活用し、関係者間での情報共有をコンセプトに構築された。カップルと式場担当者、取引先の業者──3者間で情報共有することで、式場を提供するホテルやレストランはサービスレベルの向上とコスト削減が見込めるとしている。

 システムはASPで提供し、料金は月額1万9800円(50挙式まで、初期費用は15万円〜)から35万9800円(700挙式以上、初期費用は55万円〜)。

 システム販売に限定した戦略では売り上げ規模の拡大に限界もあるため、Something4の導入に向けて営業展開する一方、「将来的には挙式関連のコンサルティングや挙式の見込み客を紹介する仕組みなども提供したい」(ウィジット社長の岡本興一氏)としている。

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