米連邦捜査局(FBI)は、2種類の新しいフィッシング詐欺について警告を出し、ユーザーに注意を呼びかけている。
FBIのセキュリティ勧告によると、2006年12月に出回った1種類目のフィッシング電子メールはユーザーの個人情報を狙ったもので、うわさによると殺し屋と名乗る人物がユーザーに多額の金銭を要求する内容だという。金額を払わない場合は、命が危ないと脅していたようだ。
この人物は、フィッシング電子メールを受信した人に対し、自分はメール受信者を襲うために雇われたが、金銭を支払うなら見逃してやる、と記しているという。そして、ユーザーに対し、すぐに偽の電子メールに返事をし、電話番号を提供するよう求めている。
2種類目は先週から出回っている新しいフィッシング詐欺で、ロンドンにあるFBI支局からと装った電子メールだ。この電子メールでは、米国人と英国人の殺人事件に関連して最近逮捕された人物について知らせながら、ユーザーの個人情報を聞きだそうとしている。そして、逮捕された人物は電子メールを受信したユーザーに関する情報を持っており、次の犠牲者になる可能性があると脅している。
FBIの関係者は、先週出回ったこの電子メールは偽物だとして、ユーザーに対し、送信者が特定できる場合を除いて、疑わしい電子メールは開かないようアドバイスしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」