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ブログ、SNS、Wikiはどこまで重要か--企業内でのサービスの利用状況を調査

文:Work-Life調査団 構成:ソフィア2007年01月17日 08時00分
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 ブログを始めとして、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)やWikiなど、いわゆる「Web 2.0サービス」は急激な広がりを見せている。以前は個人での利用が中心だったが、最近では会社内への導入も見られるようになってきている。

 そこで今回は「社内におけるWeb 2.0サービスの利用状況と今後の展開について」をテーマに調査を実施。現在の社内向けWeb 2.0サービスの導入実態や導入理由、その効果を調べて、今後の社内におけるWeb 2.0サービス展開の可能性についてレポートした。

 今回の調査は200612月27日〜12月28日で行い、全国1,143人の会社員(会社経営および役員クラスが5.07%、課長クラス以上の管理職が23.97%、一般社員が65.00%、契約社員および派遣社員が4.02%、その他が1.92%)から回答を得た。また、調査に回答頂いた方が所属する会社の従業員数は、100人未満が18.46%、100人以上〜500人未満が17.67%、500人以上〜1000人未満が14.00%、1000人以上〜3000人未満が17.06%、3000人以上〜5000人未満が13.30%、5000人以上が19.51%であった。

 社内向けのWeb 2.0サービスについて、導入しているという回答が9.1%なのに対して、導入していないとの回答が65.35%、わからないという回答が25.55%となっており、サービスを導入している会社は全体の約1割弱にとどまることがわかった。

 業種別では、「導入している」会社は、通信業20.59%、コンピュータ関連サービス業17.88%、その他のサービス業13.76%で比較的多くなっており、運輸業では今回の調査において、導入している企業が見られなかった。また、会社で導入しているWeb 2.0サービスの種類は、ブログ(61.54%)、SNS(53.85%)、Wiki(17.31%)、その他(0.96%)となっている。

社内向けWeb 2.0サービス導入の有無

 これらのサービスを導入した目的は、部門間など横のコミュニケーションを活性化するためというものが56.73%と最も多く、社員に会社のビジョンや経営方針をより効果的に伝えるため(47.12%)、同一部門内での情報共有を活性化させるため(42.31%)、経営層が現場の実態をよりよく把握するため(25.00%)という意見が続く。

 一方、Web 2.0サービスを社内導入したことによる効果については、同一部門や部署での情報共有がよりよくできるようになった(37.5%)、他の部門や部署で起きていることや自部門の役割が良くわかるようになった(34.62%)、会社のビジョンや経営方針が良くわかるようになった(32.69%)、経営層に対して、直接ものを言える機会ができた(23.08%)、社員の知り合いが増えた(14.42%)など、さまざまなメリットが挙げられる反面、効果は感じられないと回答した人も16.35%おり、すべての人が効果を感じるにいたっていない結果となった。

「Web 2.0サービス」を導入したことにより、どのような効果があったか

 現在、Web 2.0サービスを社内で導入していないとした人は、その理由について、効果が見えない(35.21%)、コストがかかる(12.18%)、社員の仕事への集中度が落ちるなど副作用が懸念される(10.44%)、導入を検討しているが、まだ準備段階(10.44%)、どうやったら導入できるか、その方法を知らない(8.30%)と回答しており、認知不足や導入効果についての疑問など、さまざまな要因で導入を見合わせているようだ。

 Web 2.0サービスをプライベートで利用しているかどうかについては、ほぼ毎日利用している(16.27%)、毎日ではないが利用している(39.11%)と5割強の人が利用していると回答した。その回答者たちに会社でのサービスを活用について尋ねたところ、とても活用している(是非活用したい)との回答が12.01%、ときどき活用している(まあ活用したい)という回答が46.60%となっており、「活用している(したい)」という回答が約6割を占める結果となった。

 一方、プライベートで利用していない人では、ほとんど活用していない(あまり活用したくない)という回答が22.52%、まったく活用していない(活用したくない)という回答が54.46%となっており、「活用していない(したくない)」という割合が8割弱を占め、プライベートでWeb 2.0サービスを利用している人が社内における同様のサービスを活用している(活用したい)という傾向が明らかになった。

 以上のことから、個人および社内向けWeb 2.0サービスのさらなる認知・普及および社内におけるシステムの改善等により、今後の展開も期待できるのではないかと思われる。

社内用Web 2.0サービスの活用状況。プライベートでの利用あり(左)、プライベートでの利用なし(右)

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