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2008年末まで契約延長か--注目浴びるSAPカガーマンCEOの今後

文:Dawn Kawamoto(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2007年01月11日 14時06分
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 世界最大のビジネスアプリケーションベンダーSAPにおいて最高経営責任者(CEO)の今後をめぐる議論が活発化するなか、向こう1カ月間、この話題をめぐる噂話がいっそう激しく繰り広げられるものと見られている。

 CEOのHenning Kagermann氏の契約が年末に切れるため、同氏が契約を更新するか否かをめぐりさまざまな憶測が流れている。しかし、2月15日には同社の監査役会が開かれ、この問題の答えが部分的に提示される予定だ。

 SAPの広報担当Steve Bauer氏は米国時間1月9日、この監査役会において同社の共同創業者で、監査役会会長を務めるHasso Plattner氏が、Kagermann氏の契約を2008年末まで延長することを提案すると述べた。

 年間売上高36億ドルを誇る会社の指導力に影響するため、金融アナリストや、業界各社、そしてもちろんSAP社員がこのことに強い関心を示している。SAPは、会計、売上管理、顧客関係管理(CRM)、人事を支援する業務アプリケーションを世界中の多くの企業に提供している。

 Kagermann氏の過去の実績と、後継者選びが難しいことを考慮するとSAPの監査役会は1年の延長契約に同意するものと思われる。SAPの監査役会は、社外から選出した役員8人を含む16人で構成されている。

 SAPに入って25年のKagermann氏は、7月で60歳になる。SAPでは、60歳以上の幹部には最大5年の複数年契約でなく単年契約を提示している。

 しかし、2008年の契約満了時にKagermann氏が、SAPにとどまりたいと希望するかどうかは疑問だ。

 だが、Kagermann氏の契約が1年延長されれば、SAPに比較的最近入社し、急速な勢いで頭角を現しているShai Agassi氏が、6カ月前から次期CEOの筆頭候補として浮上している営業&マーケティング部門担当の幹部Leo Apotheker氏より優位に立つチャンスが生まれることになる。

インセンティブプログラム

 CEO選考手続きに影響力を持つある情報筋は、「Henning(Kagermann氏)はもう1年引き受けると思う。2010年に向けてのインセンティブプログラムが発表されたが、LeoやShaiにはまだ荷が重い」と語っている。

 SAPは、2010年末までの5年の間に株価が倍増したら幹部、上級管理職、主な貢献者に合計3億9000万ドル(3億ユーロ)を分配する、というインセンティブプログラムを5月に発表している。もしこの目標が達成されると、Kagermann氏を含む経営委員会はその3分の1を受け取ることになる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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