ライブドアは12月25日、公衆無線LANサービス「livedoor wireless」について、従来のウェブ認証に加え、MACアドレスによる事前認証サービスのベータ版を提供開始した。
従来のlivedoor wirelessでは、アクセスのためのIDとパスワードであるSSIDとWEPキーを登録し、アクセスポイントに接続した後、ブラウザ上でベーシック認証を行う必要があった。しかし、今回のサービスでは、MACアドレスを事前に登録すればSSIDとWEPキーを登録するだけで無線LANの利用が可能になる。
そのため、携帯ゲーム端末やSkypeフォン、PDAなどブラウザを搭載しない無線対応機器でもlivedoor wirelessのサービスが利用可能となる。また、ブラウザを搭載するPCなどでの接続も認証なしで利用できるようになる。MACアドレスは最大5つまで登録できる。サービスはベータ版として運用し、利用動向を把握、分析した後に正式サービスとしての提供を検討する。
livedoor wirelessは2005年7月末より始まった同社の公衆無線サービス。初期費用1050円、月額525円で利用でき、アクセスポイントは現在2200個所、住宅地を含めて山手線圏内の80%程度のエリアをカバーしている。今後は銀座ルノアールなどと提携し、喫茶店や貸し会議室など、屋内施設へのアクセスポイント普及を目指す。
なお、12月22日の株主総会にて、ライブドア代表取締役の平松庚三氏がサービス撤退や他社との提携を検討していることを明らかにしているが、広報では「他社との提携なども検討しているが、直近でのサービス撤退はない」としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」