カタログは、ウェブサイト上で、オリジナル海外旅行の旅行プランを無料で作成・共有できるサービス「Tripl」(トリプル)のベータ版を開始した。初年度の利用者数として、10万人を見込んでいる。
Tripl版はGoogle Map上に示された位置情報を使って、ユーザーがオリジナル旅行プランが作成できるサービス。作成したプランを特定の人と共有したり、全ユーザーに公開することが可能。ほかのユーザーの旅行プランを見ることで、自分のプラン作成の参考にできる。
ユーザーがGoogle Maps上に、名所やお店、観光地などの情報を登録し、それを組みあわせることでプランを作成する。すでにほかのユーザーが登録した情報を使うこともできる。これによって、ユーザーは、ガイドブックや旅行会社では手に入りにくい、クチコミならではの地域情報を入手できる。
カタログ代表取締役社長の清水勇樹氏はTriplを開発した経緯について、「旅行業界ではパッケージ商品よりも、旅行者が飛行機やホテルを組み合わせられるダイナミックパッケージが人気になっている。しかし、実際に旅行に行く際にはガイドブックを持ってそこに書かれた観光地をめぐる人が多い。もっとインターネットを活用してガイドブックに載っていないような情報を簡単に手に入れたり、必要な情報だけを印刷して持っていけたりすれば良いのではないかと考えた」と話す。
ターゲットは旅行に慣れた20代後半から30代前半の女性。Tripl正式版の公開時には、制作した旅行プランに旅日記をつけられる機能やプランの印刷機能、コメント機能などを拡充する予定。旅行会社向けのASP提供などを見込んでいる。
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