少ないですね。年齢層を見てもそうですが、やはりケータイ中心の生活をしている人がメインです。自宅にPCがないとか、あっても月に1〜2度しか使わないという方が多いようです。
もともとmixiやGreeとはモデルが違います。あちらは完全招待制なので「リアルつながり」の人から入ってくる。実名のリアルな人間関係がベースになっています。しかしモバゲーの場合、誰でもすぐ入会できますし、実名は「禁止」で、あくまでアバターを使った「仮想人格」なので、趣味が合う人同士などが、たえとばサークルなどで「このゲームでどうやってこんなに高得点を出しているの?」というところから人間関係が始まっています。
そうですね。mixiよりも、こう言っては何ですが、「ひま(暇)」という書き込みは多く出てきます(笑)。時間を持て余しているユーザーが使っているのかなという感じはしますね。
それでも、mixiのようなSNSとは違って、バーチャルな人間関係ゆえに、本音で話せるという感想はよく聞きます。モバゲーは、たとえば「誰にも言えずに悩んでいたことを相談して救われた」とか、そうした書き込みが多く見られます。ユーザーにとっては、今までに無かった人間関係が築けたのではないでしょうか。実際にサイトを見ていると、たとえば30代の男性と10代の女の子が、他愛もない会話をしていたりするんです。
ある意味、接し方がすごく気軽なんですよね。本当にフランクに会話している。
そうした利用に関しては、当然禁止はしています。ナンパ行為であるとか、発見次第、退会措置なども行っています。しかし、そうした行為はどこで線を引くかというのは微妙なところですね。全体には「バーチャルで新しい友だちを作ろう」というのが主流です。モバゲータウンは、リアルで会うことも禁止していますし、メールアドレスの交換も禁止です。また、サイト内で私信が交わせる「ミニメール」についても、利用規約で、「メールはすべてチェックします」と定めています。
そういう人もいますが、多くのユーザーはケータイ中心なので、そもそもPCを知らない人が多いんですよ。PCの大画面に慣れている人ならやらないかもしれませんが、彼らの多くはPC環境を知らないし、携帯電話の方が、むしろ文字も打ちやすいと感じる。職種などによっては、そのままPCに接しないでずっと過ごす人も結構いるということです。
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