12月14日、東京都内でCNET Japan読者ブログを執筆するブロガーが集まるイベント「CNET Japan読者ブロガーのつどい 2006」が開催された。会場には読者ブロガーのほか、ブログビジネス関係者や著名ブロガーが参加し、交流を楽しんだ。
CNET Japan読者ブログは、CNET Japanの読者がIT業界の出来事や動向に関する意見や分析、ビジネスやテクノロジーに対するビジョンや考えを披露する場として、2006年4月に開始した。
CNET Japan編集長の西田隆一は「CNET JapanにCGM(コンシューマージェネレイテッドメディア)の世界を取り入れたらどうなるかという、新たなチャレンジとして読者ブログをスタートした」と説明。また、読者ブログのシステムを提供しているシックス・アパートの代表取締役である関信浩氏は「ブログは知っているが顔は知らないという人がほとんどだと思う。ぜひネットだけでなくリアルでの交流を体験してください」と呼びかけた。
会場では2006年に最も活躍した読者ブロガーを表彰する「CNET Japan読者ブログアワード2006」の表彰式が開催された。第1回目となる今回は、読者ブログが開始した2006年4月6日から11月30日までの投稿記事を対象とし、読者からの投票、ページビュー、トラックバック数、ソーシャルブックマークの登録数を元に、審査員の選出によって各賞を決定した。
なお、審査員は関氏のほか、はてな取締役の川崎裕一氏、Infoteria USA Presidentの江島健太郎氏、フリージャーナリストの佐々木俊尚氏、UIEvolution CEOの中島聡氏、シンク代表取締役社長の森祐治氏、渡辺聡事務所代表の渡辺聡氏、アイレップ サーチエンジンマーケティング総合研究所所長の渡辺隆広氏と、CNET Japan読者ブログ運営事務局が務めた。
多くのブログから大賞に輝いたのは、「霧笛望のはぐはぐ電脳小物」の霧笛望氏。受賞のコメントとして次のように語った。
「第一回投稿で過激な出だしでスタートしたため、おもわぬ反響があり、驚きました。自分の書いたことは自分に返ってきます。責任を持たなければいけない。間違いは素直に訂正して謝り、コメントは必ず答える。この2点は必ず守ってきました。その中で、自分の正しいと思ったことは曲げずに主張していくことが大切だと実感しました。読者ブログの自由な空気を愛しています。多くの人に目の触れる場を提供してくださったことに感謝します」
また、CNET Japan賞には読者投票で1位を獲得した「朝之丞のTry and Tested」の朝之丞氏、シックス・アパート賞には15件の最多トラックバックを記録した記事を掲載した「エコノミー、マーケティング、そしてIT」のふじたやすし氏、はてな賞は105件のはてなブックマークを得た記事を書いた「坂本多聞のソフトウェア業界インサイドアウト」の坂本多聞氏が選ばれた。
審査員特別賞は、「アート資本主義」のtakahito氏、「Heaven's Net is Wide-meshed」のearlybird氏、「しあわせのくつ」のwanwangorogoro氏、「インフラコンサルティングの最前線」のエンジニアA氏、「オープンソースCMS GeeklogがWEBの標準になる日」の今駒哲子氏、「知財Now」の知財なう氏の6名が受賞した。
受賞者はプレゼンターである審査員からそれぞれ賞金とトロフィーを受け取るとともに受賞についての熱い思いを語り、会に集まったブロガー達から祝福を受けていた。
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