「BOSEのスピーカーがついに耳の中へ」。スピーカーメーカーとしての自負のあるキャッチフレーズが付けられた、BOSEとしては、初のイヤフォン式ヘッドフォンだ。
一見するとただのカナル型のように見えるが、注目して欲しいのはその形。根本が膨らみ、先端が細い形状になっているのがわかるだろう。イヤーチップはS、M、Lの3種類を用意。それぞれ内側が色分けされているため、左右で異なる大きさのイヤーチップを取り違えるといったことのないだろう。
基本的にはインナーイヤー方式だが、装着方法は独特だ。イヤーチップを耳殻にねじ込むのではなく、耳のくぼみに引っかけるように乗せる。
最初はその独特の装着感にとまどう人もいるだろうが、慣れてしまえば簡単。写真で見たり言葉で聞くと、これでヘッドフォンが安定するのかと、不安に感じるかも知れないが、予想以上にしっかりとフィットする。ケーブルを引っ張ったり、首を動かし、頭を振っても外れない。それでいて、耳に触れる部分がシリコン性なので耳に負担をかけず、圧迫することもない。長時間の視聴にも最適だ。
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