Akamai Technologiesは、ストリーミングメディアツールを開発するNine Systemsを、約1億6000万ドルで買収することに合意した。AkamaiとNine Systemsの両社が米国時間11月20日に発表した。
Akamaiは現金約700万ドルと自社株約310万株でNine Systemsを獲得する。Nine Systemsはサンディエゴを本拠地とする株式非公開企業。
Akamaiはデータ、コンテンツ、ビジネスアプリケーションをウェブ上で高速に伝送するサービスを提供している。Akamai株式の11月17日の終値である49ドル25セントを元に計算すると、同社がNineと交換する株式は金額にして1億5270万ドルに相当する。
この買収により、Akamaiは自社顧客に、Nineが所有するウェブベースのツールを提供できるようになる。これにより、顧客は自社独自のストリーミングやダウンロードサービスをAkamaiのネットワーク上で作成、発行、配信できるようになる。
ブロードバンド技術が企業から家庭に普及するにつれ、オンラインでビデオコンテンツを視聴する人の数は急増している。
Akamaiの最高経営責任者(CEO)であるPaul Sagan氏は声明で、「Nineの『Stream OS』をわが社の配信ネットワークに統合することで、Akamaiは資産管理、著作権管理、メディアレポーティングなどを強化し、顧客のメディアビジネスをさらに充実させることができる」と述べている。
買収は2006年末までに完了する予定。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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