フジテレビジョン(村上光一社長)とリクルート(柏木斉社長兼CEO)は、ワンセグのデータ放送サービスを活用した情報提供プラットフォームを運営する新会社「コネテレ」を12月に設立することで合意したと発表した。
新会社では、おもに「番組内容と関連するキーワード連動の検索情報サービス」と「テレビ連携の独自コンテンツの開発・販売」を柱に事業を展開する。資本金は3億円で、フジが51%、リクルートが49%出資する。社員数は6名。本社所在地は東京港区。
具体的には、電子番組表などから抽出した番組内容に関連するキーワードをデータ領域に表示し、それに連動した情報を提供。汎用的なキーワードもあわせて配置し、グルメ、イベントやコンサートから旅行やショッピングまで、視聴者に役立つ幅広い情報を日本全国で提供する。コンテンツ会社や全国の放送局とも連携することで、オープンなサービスを提供する。
リクルートはワンセグ放送サービスを活用した情報提供プラットフォーム運営に取り組むことで、展開しているサービスとの連携と新たなユーザーの獲得を見込む。また、クロスメディアプロモーションの新たなメディアとしての活用も視野に入れる。
フジテレビは、ワンセグをきっかけに、豊富な情報を必要な時に、簡単に視聴者が取得できる利便性が高いサービスを実現し、放送と通信が連携した新しいビジネスモデルを開発する。
両社では、関西テレビ放送、東海テレビ放送と組み、今年7-8月に共同で実証実験を実施。ワンセグを活用したビジネスモデルの開発について検討してきた。その結果、ワンセグ放送のデータ領域を活用した新しい事業機会を共同で開発し、07年4月をめどにサービスを開始することにした。
フジテレビジョン=http://www.fujitv.co.jp/
リクルート=http://www.recruit.co.jp/
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