紀伊國屋書店は11月17日、電子化した日本語の書籍/雑誌/オーディオブックを、2007年1月から図書館向けに販売すると発表した。米国の図書館ネットワークOCLCが運営する電子書籍販売サービス「NetLibrary」で提供する。
Net Libraryは欧米の主要出版社約440社が参加し、学術書をはじめ小説、ノンフィクション、趣味など各分野の電子書籍2万作品を取り扱う。これまで50カ国1万5000の図書館に販売実績を持つ。
紀伊國屋書店は今回、国内各出版社との契約に基づき、NetLibraryを通じて日本語の電子書籍を販売開始。日本の図書館に加え、OCLCに加盟する海外の図書館に提供する。主に大学図書館市場の需要を見込む。
2007年は国内出版社50社の1300作品を取り扱い、国内外の図書館100館と販売契約を結ぶ予定。初年度4億円、3年後に10億円の売り上げを目指す。
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