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Web 2.0の挑戦者:コレクション情報の交換サイトSquirl - (page 2)

文:Emily Chang 翻訳校正:吉井美有2006年11月14日 08時00分
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 あなたの設計哲学は何ですか。

 直感を使う、完璧主義者になる(しかしこだわらない)、ユーザーにはできる限り素早く対応する、製品を少しずつ素早く改善する、作った製品は自分でも使う。うまくかつ速く実現する。

どのようなテクノロジを使用しているのですか。

 Ruby on RailsとLighttpd、MySQL、Subversionを使っています。2人ともMacを使っており、別の町に住んでいるため、iChatをIMとビデオ会議のために1日中使っています。他にはBasecamp、Trac、 Google Analytics、それから自分たちで作ったプロトタイピングと視覚化のためのツールを使っています。

 (John)われわれはこのスタックを気に入っていますが、Railsを選んだそもそもの理由は、主に新しいものを勉強するのが楽しかったからです。わたしはRubyとRuby on Railsを大好きになってきていますが、Javaを使ってほぼ同じくらい簡単に同じことをできたでしょう。われわれはツールについては不可知論者です。優れたツールはたくさんあり、むしろそれらをどう上手に使うかが問題だと考えています。

 ユーザーやコミュニティから最もリクエストの多い機能は何ですか。

 スタートしてから1カ月間になりますが、ユーザーからリクエストがあるのは、コレクション分野の追加、気に入ったコレクションやコレクターをブックマークする機能、取引の機能(販売、購入、交換)、コレクション内のアイテム1つにつき複数の画像を入れる機能などです。これらすべてに取りかかっています。

Squirlのユーザーは一部の地域に集中していますか、それとも広く分散していますか。

 ユーザーは世界中にいます。コレクションは非常に分野が絞られる場合があり(例:1930年代の政治スローガンバッジ)、インターネットは人々が普通なら表に現れない情熱を分かち合える人を在住地に関係なく探すうえで非常に役立ちます。アメリカ中西部、ヨーロッパ、ラテンアメリカなどからも多くのユーザーが参加しています。これはわれわれにとってサンフランシスコ--ニューヨークを結ぶWeb 2.0の軸の外に到達できた確かな証拠で、誇りに思っています。

半年後、あるいは2年後に、Squirlはどうなっていると思いますか。

 われわれはカタログ化機能を始めたところで、これは今後も継続的に改良していきます。現在はこのサービスの周りに大きなコミュニティが形成され始めていて、6カ月後まではこれをさらに前進させる機能を追加します。カタログ化機能、コミュニティに次ぐ3本目の柱は取引を可能にする機能で、これも今後提供していく予定です。これについては他のサービスに統合する可能性もありますし、専用のサービスを構築する可能性もありますし、両方とも行う可能性もあります。長期的には、より多くの有料サービスと新しい収入源を開発していく予定です。例えば、コレクションを行っている機関向けのサービスなどですね。

プロジェクトを成功させるのに最も難しいことは何ですか。

 このサイトを世界中のユーザーコミュニティに知らせていくことです。インターネットを使えばこれは簡単になりますが、それでも時間とお金がかかります。

Squirlを次の段階に進めるためには何が必要ですか。

 1日が36時間になる必要がありますね。夏にはノルウェーに引っ越すべきかも知れません。

Squirlの基盤となるビジネスモデルがあるとすれば何ですか。

 われわれは「freemium」ビジネスモデルを取っています。ほとんどのユーザーに合う無料の製品を惜しみなく提供し、一部のユーザーに「Squirl Plus」という、ほとんど制限のないプレミアムサービスを適度な年額料金で提供しています。また、広告から(少額の)収入を得ています。今後は、人々がお金を払ってもいいと思うような他のプレミアムサービスも提供していきたいと考えています。

差し支えなければ1日の平均アクセス数を教えてください。

 まだ開設から1カ月しか経っていないので当然数字もそれなりの水準ですが、勢いよく成長しています。数万単位のユニークビジターと数十万単位のページビューがあります。Alexaを見てみてください:-)

 Squirlについて最も誇りに思っている点は何ですか。

 人々が使って楽しんでくれるものを作ったことです。それから、この事業の立ち上げでわれわれの一般教養的な知性を十分に生かしたことですね。肩書き上JohnはエンジニアですしSteveはデザイナーですが、この製品のこと、人々が何を欲しているのか、どうやって彼らと意思疎通したらいいのかなど、あらゆることを考えることができなければ、ここまでは来られなかったでしょう。われわれの妻やガールフレンドがこのサイトについて情報を広めるのを手伝ってくれたことも、助けになっています。

Webで現在起こっているシフトを若い人たちに向けてどのように説明しますか。

 われわれは30代半ばであり、未完成のメディアだったころからインターネットを使っています。今では未完性度は低くなってきました。未来の世代は、ウェブを人生に不可欠なツール、自分自身の延長だと考えるでしょうし、ウェブについてあまり考えなくなり、そこにあって当たり前だと思うようになるでしょう。また、デスクトップ以外からも使えるようになるでしょう。

ご自身のサイト以外に毎日どのようなサイトにアクセスしていますか。

 New York Times、Slashdot、World Changing、boing boing、techcrunch、treehugger、neatorama、gigaOM、John Batelle’s SearchBlog、Solution Watch、eHub、kottke.org、Design Observer、たくさんのコレクションサイト、Scripting Newsです。

睡眠時間はどのくらいですか。

 (Steve)8時間前後。(John)日中に寝ています。

 メールでのインタビューに応じてくれたSquirlのJohn McGrathとSteve de Brunに謝意を表する。

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