サンフランシスコ発--当地で開催されている「Web 2.0 Summit」で米国時間11月8日、Marc Andreessen氏とGina Bianchini氏がステージに登場し、ソーシャルサイトの作成を支援するサービス、Ning.comを披露した。
Ningが設立されたのは1年以上前のことだが、同社サービスに関する詳細情報を公開するのはこのカンファレンスが初めてとなる。同日午後、Ning最高経営責任者(CEO)のBianchini氏はデモを披露、最初に技術的トラブルがあったもののデモンストレーションは無事終了した。
Ningを利用すれば、ユーザーはコードを書くことなくソーシャルサイトを作成することができる、とBianchini氏は説明する。ユーザーは、自分のウェブサイトを誰と共有するのか、どのようなデザインにするのかなどを選択できるという。
Ningはまた、ディスカッションをしたり、音楽、写真、ビデオを共有できるテンプレートも構築した。ビデオプレーヤーで自分のロゴを表示するなど、ユーザーは独自のブランドを維持することができるという。
Bianchini氏は、「Ningが他のサービスと異なる点は、ユーザーがYouTubeのようなビデオサイト、MySpaceのようなソーシャルネットワーキングサイト(SNS)を自分独自で持てるということだ」と語る。「どこかサービス内のページにあるのとは違い、自分自身のページだ。ユーザーは自分でカスタマイズできる」(Bianchini氏)
Bianchini氏によると、Ningは2007年12月にアップデートを行い、ユーザーは自分のSNSをさらに容易にカスタマイズできるようになるという。
Netscapeの共同設立者として知られるAndreessen氏によると、Ningでは、ユーザーが今後自分独自のSNSサイトを構築するようになると見ている、と語った。また、開発者は全サイトともプログラム可能であることも付け加えた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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