携帯電話向けのインターネットサービスを開発するジェイマジックは10月30日、携帯電話で撮影した写真を共有するサービス「eyenowa(アイノワ)」を開始した。撮影画像を利用した検索サービスなども提供する。
ジェイマジックは、Googleに8月に買収された写真認識技術のNeven Visionの日本法人社長を務めていた宮田拓弥氏が2005年10月に設立した企業。eyenowaはその第一弾サービスとなる。
携帯電話で撮影した写真に、タグや基地局を元にした位置情報を付けた上でアップロードできる。ユーザーはタグや場所の名前で検索できるほか、写真にコメントを付けることもできる。
このほか、カタログの商品を撮影してメールに添付して送信すると、関連情報を検索できる写真検索サービスも提供する。オリンパスの画像認識技術「スティッキーズ!」を利用して、写真の商品が何であるかを解析するという。当初は携帯電話とデジタルカメラのカタログのみの対応となるが、データベースを拡充して検索対象を広げたいとしている。
今後は写真情報や写真に付与されたメタデータを活用したさまざまなサービスを計画しているといい、カタログに掲載された商品の最安値や口コミ情報の検索のほか、位置情報を使って現在地のまわりにある店舗のクーポンを入手したり、近くにいる友人を見つけたりできるサービスを提供したい考えだ。
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