オールアバウトとブルーカレントは10月17日、「インフルエンサー・マーケティング」事業において共同展開を開始すると発表した。
インフルエンサーとは、「消費者に影響を与える存在」の意味で、特定領域に詳しい専門家や、ネット上で強い影響力を持つ個人のことを指す。インフルエンサーを活用して商品情報を発信、および消費者の間にクチコミを促す手法をインフルエンサー・マーケティングと呼び、テレビCMなどの広告に替わるマーケティング手法として注目されている。
米国の調査によると、90%近くが他の消費者からの推奨を信頼するのに対しテレビCMは50%以下であり、消費者は第三者の意見を強く信頼するという調査結果も出ているという。
オールアバウトは、インフルエンサーを「ガイド」と呼び、ユーザーの要望に合った専門家を探して相談や仕事の依頼ができる総合情報サイト「All About」を運営している。
ブルーカレントはインフルエンサー・マーケティングの専門会社として、PR戦略の立案、メディアリレーションズ、インフルエンサーマネジメントを主なサービス領域としている。
今回の共同展開にあたり、オールアバウトがサイトの構築と運営、ブルーカレントがマスメディアへのPRを担う。顧客企業のマーケティングテーマに合致したガイドが関連記事を書くサイトを「All About」内に開設するとともに、ガイドにマスメディアへの登場を促したり、セミナー講演など活動を合わせて展開したりすることで、総合的なマーケティング支援を行う。
第1弾として旭化成ホームズへの提供が決定。旭化成ホームズが推進する「長く暮らせる家づくり」の啓発活動を、住まいの専門家であるインフルエンサーを軸に展開する。
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