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Web 2.0の挑戦者:どこからでも利用できるウェブベースの遠隔デスクトップDesktoptwo - (page 2)

文:Emily Chang 翻訳校正:吉井美有2006年09月12日 08時00分
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あなたの設計哲学は何ですか。

 なじみやすくかつ機能的なものにすることです。わたしたちは、開発しているウェブトップについて説明するとき、手元のコンピューターのデスクトップの「外観や感触、機能を模倣する」ものだというふうに言います。われわれはユーザーがより簡単に、慣れ親しんだやり方で答えにたどり着けるように、ということを常に念頭に置いています。使い方を覚えるのに時間がかかるようでは、新しいものを試してみる気にはなれません。われわれは、PCを一度でも使ったことがある人なら誰でも直感的に使い方がわかる「見た目」と「体験」を作り出そうとしています。使ってくれる人が、機能や前提知識について何かを見逃していると感じないように。

どのようなテクノロジを使用しているのですか。

 Adobe FlashとXML、LAMPスタックです。

ユーザーやコミュニティから最もリクエストの多い機能は何ですか。

 現在のところ、ユーザーはサービスにかなり満足してくれているようですが、さらに機能を追加してほしいというリクエストも受け取っています。例えば、RSSのフィードやウィジェット、動画再生機能です。これらの機能はすべて開発ロードマップに入っているので、すぐにデスクトップ上で利用してもらえるようになるでしょう。

Sapotekが提供するサービスのユーザーは一部の地域に集中していますか、それとも広く分散していますか。

 Computadora.deが一番長く出回っているため、このサービスのユーザー基盤は大きく、地理的にも分散しており、登録者数は11万を超えます。これらのユーザーの約40%がメキシコから、20%がペルーからであり、アルゼンチンとスペインがそれぞれ約7〜8%です。残りのComputadora.deユーザーはアメリカ、コロンビア、チリなど、他の国々の広大なスペイン語圏からのものです。

 Desktoptwoについてはまだベータ版の提供がたった2週間前(2006年8月1日)に始まったばかりですが、口コミだけですでにかなり多くのユーザーに使われています。すでに1万人以上の登録者がおり、そのほとんどはアメリカのユーザーですが、ドイツ、中国、イギリス、日本、イスラエルからのユーザーも多くいます。Desktoptwoはまだ始まったばかりですが、年末までには10万人のユーザーを抱えるようになると見込んでいます。

半年後、あるいは2年後にこれらのサイトがどうなっていると思いますか。

 半年後には、ユーザー基盤を世界中に広げて続けていると思います。また、3カ月以内にDesktoptwoとComputadora.deの企業向けバージョンを発表する計画です。

 デスクトップの機能そのものについては、新しい機能を加え続けており、機能性を向上させているでしょう。また最終的には、Desktoptwoを、開発者側の開発環境に依存せずに簡単に遠隔アプリケーションを開発できる、完全なプラットフォームにするという計画があります。

 われわれも業界もヒートアップしつつありますから、一般論で言えば、今から2年後にはSapotekもインターネットも出世コースをたどっていると思います。われわれはDesktoptwoを未来のネットワークOSの礎石にするという構想を持っています。どんな数のアプリケーションでも使え、どんな量の情報でもいつでもどこへでもどんなデバイスにも保存できるOSです。

プロジェクトを成功させるのに最も難しいことは何ですか。

 時間です。予定以上に立ち上げに時間を要しているので資金も問題なのですが、最終的には時間ですね。これは資金の問題とも関連します。われわれがあまりにも長い間「時代の先端にいる」ということは、(投資家を含めて)誰もわれわれのことを必要としておらず、誰にもウェブベースのデスクトップの価値を認められなかったということですから。ただ、現在インターネットをプラットフォームととらえる人が増えており、(伝統的なクライアント/サーバモデルよりもはるかに優れた)オンデマンドソリューションへと移行しつつあります。人々は価値を理解してくれている(そして有り難いことに利用者登録してくれている)ようですので、われわれは未来は明るいと考えています。

 さらに、Sapotekにとっても一般社会にとっても、今ウェブベースの技術の捉えられ方という面ではまたとないときだと思います。われわれに感謝してくれ(多くの電子メールを受け取っています)、われわれの製品に大きく依存している人たちが世界中に何千人もいる一方で、「わたしのコンピュータはここにあるが、実際にはここにはない」というような、遠隔アプリケーションのことを理論的には理解できない人たちもいます(両方にあてはまる人もいるかもしれませんが)。ところが、そういう人も、優れたウェブベースのソリューションを使い始めると(Desktoptwoもそのようなもののひとつですが)すぐに慣れてしまうのです。そういう意味でも、最も難しいことは時間です……が、未来は明るく見えます。

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