IBMは同社で6つ目となるHigh Performance Software and Services Lab(HiPOD)をブラジルのサンパウロに現地時間9月5日、開設した。
特別機動隊IBMの各HiPODは、キャパシティ管理問題や顧客の大規模インフラといった問題に取り組む40〜50人のソフトウェアエンジニア、開発者、特殊分野の専門家で構成される。
IBMのEmerging Technologies & Global Communications部門で広報を担当するMike Azzi氏によれば、同社はこういった「精鋭のIT専門部隊」を社内の「SWATチーム」または「NAVY SEALs(アメリカ海軍陸海空作戦隊。海軍の特殊任務を遂行する精鋭部隊)」だと考えているという。
「失敗の許されない任務がある場合、彼らが呼ばれることになる。IBM Global ServicesでさえもHiPODに問題解決を依頼する。彼らは、今まで誰もやったことがない多くのテーマにフォーカスし、規模と複雑さの両面において解決されたことがない問題を解決する」(Azzi氏)
IBMの顧客であれば、先例のない問題に直面した際、HiPODの支援を要請できる。もっともHiPODが支援の主な対象としているのは、高度なシステムを抱えた大企業である。例えば、Visa、eBay、Charles Schwabといった企業が過去にこのサービスを利用している。
IBMは、サンパウロのHiPODが、南米の通信、銀行、金融といった成長著しい業界に対して、ソリューションを提供することを期待している、とAzzi氏は述べている。6カ所に点在するHiPODでは、それぞれの場所から特定の問題に対して共同で取り組むことができるようグローバルネットワークが形成されている。
ブラジル以外のHiPOD活動拠点としては、中国、インド、日本、英国、米国がある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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