サムスン電子は、4Gに関する技術的な問題が解決されたと述べている。
サムスン電子は、韓国済州島で現地時間9月1日まで開催のSamsung 4G Forumで、4G技術をデモした。このデモでは、特製バスを使い100Mbpsの無線通信が可能であることが示された。また、時速60kmで走行した場合のセル間のハンドオーバーもデモされた
同技術の通信速度は、静止時で最高1Gbpsである。これは、現在最高の次世代技術だといわれているモバイルWiMAXの50倍に相当する。サムスン電子は、高品位(HD)放送32チャンネルを同時にダウンロードしながら、インターネット接続やテレビ電話の利用が可能なことをデモした。
サムスン電子は、この超高速接続にどの標準規格を使用しているかはコメントしていない。ただ、同社は過去にSprint NextelのWiMAXネットワークを4Gと呼んでいた。国際電気通信連合(ITU)の4Gの定義には、静止状態で1Gbps、移動時で100Mbpsの通信速度を実現するという要件が含まれている。
日本最大の携帯電話事業者であるNTT DoCoMoは、2010年に商用4Gネットワークを立ち上げる計画であり、VSF-OFCDMおよびVSF-CDMA技術で試験を行っている。NTT DoCoMoは2004年に、SF-Spread OFDMおよびMultiple Input Multiple Output(MIMO)技術を使って1Gbpsのダウンロード速度を実現している。
サムスン電子は4Gサービスを2010年に正式に開始したいとしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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