競争です。これには2つの意味があります。第1に、世の中にはあまりにも多くのソリューションがあり、人々の注意を引くこと自体が難しいということです。eHubやTechCrunchを見れば、毎日多くのものが登場してスポットライトを奪い合っているのがわかります。皮肉なことに、ノイズの中からシグナルを発見しようとする企業やソリューションに関する情報の中に、非常に多くのノイズが混じっているという状況です。第2の競争は、GYM(Google、Yahoo、Microsoft)と呼ばれるものです。これらの企業は莫大な資金を持っており、新しい何かを作り出そうとしている企業は、これらの大企業を多かれ少なかれ意識せざるを得ません。
ユーザーの意識ですね。わたしは、Clipmarksを(個人的にも社会的にも)必要としない人のことはあまり心配していません。わたしが心配しているのは、Clipmarksを意識しない人や単なるソーシャルブックマークサービスのひとつに過ぎないと思っている人です。1つだけはっきりさせておきたいのは、Clipmarksはたくさんあるブックマークサービスのひとつではないということです(だから、Clipmarksという名前が付いています)。
われわれのビジネスモデルは、ある種の広告になるでしょう。まだそれがどんなものであるかも、いつどんな形で実現するかも考えていません。Googleが検索結果と一緒に出している、効果的ではあるが邪魔にはならないある種の広告の標準化を行ったように、われわれも何かそのようなものを思いつくことができるだろうと考えています。それを思いつくまでは、広告は入れません。予想できる未来の範囲では、われわれはそれを考える時間は取れませんので、ずっと先の話になるでしょう。
今はお答えしないことにしたいと思います。わたしが面白いと感じ、これはお話しする価値があると思うことは、これまでのところClipmarksをプライベートに使う人3人に対して1人のユーザーが情報を公開しているということです。
この事業を正しい形で進めることに、われわれが情熱を持って全力を注いでいることに誇りを持っています。われわれはなにひとつおろそかにせずにやってきました。われわれが一番賢いとも、最高だとも言えませんが(それは他の方に判断していただきたいと思います)、われわれは本当に熱心に取り組んでいます。この点は、誇りに思っていますね。
この動きは巨大で、素晴らしいものです。すでに述べたとおり、わたしは技術屋ではありません。ですから、ウェブを技術者の視点ではなく参加者の視点から見ています。このような速いペースでこのような革新が起こっていることに、わたしは恐れを抱くほどです。同様に、Googleの広がりと力の著しい成長にも目を見張っています。これはGoogleのウェブであってわれわれはみんなその上で遊んでいるだけではないかと思うこともあるほどです。Googleの持続的成長の様子には興味があると同時に、少し警戒心も抱いています。最近の「われわれは悪ではない」「いや、Googleは悪だ」というようなやり取りが出るのは、悲しいことだと思っています。これは現実だと思うのですが、Googleは元々そうであった姿から離れて、Microsoftのあり方に近づいているような気がします。これが、現在の一番大きなことかもしれませんね。Web2.0の誇大広告のことは単なるノイズなので忘れていいと思います。Googleがやっていることは巨大です。
わたしは株式市場をチェックしていますし(Googleの株価が上がり続けているのに対し、YahooやMicrosoftの株がどうなるのかわからないのを見て喜んでいます)、後はespn、bloglines(ここから、わたしは多くのブログを毎日追っています。われわれみんなが見ていますから、このリストのことは知っているでしょう)、Tech Memorandum、Diggです。
平均的には、6時間というところでしょう。普段は、夜の2時には寝て、朝8時頃起きます。起きて1時間か2時間は、娘と過ごします。これは、1日の中で一番気に入っている時間です(誤解しないでほしいのですが、わたしはClipmarksのために働くのが大好きです……でも、この時間はとにかく大切なのです)。
メールでのインタビューに応じてくれたClipmarksのEric GoldsteinとClipmarksチームに謝意を表する。
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