光通信が8月25日に発表した、2006年4-6月期の連結業績は、経常利益が前年同期比4.3%増の49億6500万円だった。人員増強を行った保険事業が伸びたほか、ベンチャーファンド事業が黒字転換した。同社は併せて9月中間期の連結業績予想を上方修正し、純利益を前回予想比13.6%増の50億円とした。
売上高は前年同期比11.2%増の452億800万円で、営業利益は同40.4%増の40億8800万円。特別利益が減少したため、純利益は同17.3%減の34億5800万円となった。
事業別にみると、OA機器やブロードバンド回線の販売を含む法人事業の売上高は、同15.1%減の186億6100万円、営業利益は同52.2%減の12億1800万円と減収減益だった。
一方、テレマーケティングによる保険契約の取り次ぎ・販売など、保険事業の売上高は同76.1%増の44億9900万円、営業利益は171.7%増の12億6200万円と堅調。営業オペレーター数を3カ月間で300人増員して3300人にするなど、営業体制の拡大が進んだという。
ベンチャーファンド事業では、子会社の運営するベンチャー・キャピタルファンドの預かり残高が増えた。売上高は同69.0%増の7億5100万円。営業利益は7億3700万円と、前年同期から20億円以上増加し、黒字転換した。
携帯電話販売店などのSHOP事業は同32.0%増の221億6100万円と伸びたが、費用もかさみ、営業利益は7億8900万円と同0.1%の微増。携帯電話普及率の高まりによる、新規契約者数の減少が影響したという。
なお光通信は、2007年3月期の通期連結業績予想については、期初の見通しを据え置いた。
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