「DMC-L1」のもう一つの大きな特徴は、ライカレンズを使用できることだ。「DMC-L1」とセット販売されている「ライカDバリオエルマリート 14-50mm/F2.8-3.5ASPH」はフォーサーズ規格に準拠したレンズである。12群16枚構成で光学式手ブレ補正機構も搭載している。同じフォーサーズ規格であるオリンパス「ズイコーデジタル14-54mm F2.8-3.5」(11群15枚構成)と比べるとひとまわり大きく重量も約55g重い。標準ズームレンズとしては大きく重いレンズだが、あえてこのサイズを採用したところはライカレンズとしての性能を重視した結果というところであろうか。 「P8050214.JPG」ライカMに無理矢理大きなレンズを装着したようにも見える。それだけライカレンズの存在感は大きい。
以下に実際に撮影した画像を掲載する。ライカレンズと「DMC-L1」が表現する描写を確認して欲しい。
プログラムAE,F9.0,1/250s, ISO100,オートWB.スタンダードモード ビルや鉄骨の細かい描写も概ね良好。若干柔らかい傾向もあるが全体の印象では抜けも良く好印象だ。
AE+1.0EV補正,F8.0,1/320s, ISO100,オートWB.スタンダードモード 全体的にクッキリとした印象。ガラスの質感も良い。
マニュアル露出,F4.0,1/40s, ISO100,オートWB.スタンダードモード 柔らかい描写による空気感は絶品。逆光での滲みも少ない。
マニュアル露出,F5.6,1/4s, ISO100,オートWB.スタンダードモード 低速シャッターでの手持ち撮影だが、レンズの手ブレ補正がしっかり効いている。
絞り優先AE+1.0EV補正, F5.6,1/80s,オートWB.スタンダードモード 明暗の差がある被写体だがバランス良く表現されている。
絞り優先AE+2.0EV補正, F3.5,1/80s,マニュアルWB.スタンダードモード 最短撮影距離、開放絞りでの撮影。全体に均一な描写でボケ味も柔らかくて好印象。
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