アッカ、06年度中間期は大幅減収減益、イーアクセスの買収も視野か

 アッカ・ネットワークス(坂田良男社長)が8月10日に発表した06年度(06 年12月期)中間期の連結業績は、売上高198億1300万円(前年同期比2.8%減)、 営業利益 10億5700万円(同18.6%減)、経常利益10億5400万円(同9.3%減)、 最終利益2億2700万円(同85.3%減)と大幅な減収減益となった。

 業績不振は、個人向け市場でADSLサービスの加入者減や光サービスの提供が 遅れたこと、法人向け市場でコンピュータ制御が可能なマシン同士をつなぐ 「M2Mソリューション」事業の立ち上がり遅延などが大きな原因。坂田社長は、 「各事業ともマイナスになった原因が把握している。下期の取り組みで今年度 の業績悪化を最小限に留めたい」と述べた。しかし、中間期が計画値と比べ大 幅に未達だったことから、通期連結業績は、売上高420 億円、経常利益32億円、 最終利益35億円の見通しを、売上高390億円、経常利益16億円、最終利益7億円 と下方修正している。

 なお、イー・アクセスがアッカ・ネットワークスの発行済株式10%超を取得 したことについては、「(イー・アクセスは)あくまで当社の事業価値に着目 した“純投資”と説明している」(坂田社長)と買収論を否定したものの、 「総合的に見て、当社の株価が上がるといった効果が出るのであれば、(買収 に乗ることも)検討しなければならない」と、買収に切り替わる可能性も示唆 した。新株予約権を発行する見方も出てくるが、「当面は考えていない」とい う。加えて、「イー・アクセスとのアライアンスなどを当社から話を持ちかけ ることは行わない」としている。

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