AOLは米国時間8月14日、同社のコミュニティネットワーキングサービスを強化する目的で、チャットおよびインスタントメッセージングソフトウェアを開発している企業Userplaneを買収したと発表した。
Userplane(本社:ロサンゼルス)は、MySpace.com、本田技研工業、Date.comなどの企業が使用しているウェブベースのチャットツールを開発している。同社は2001年の創業以来、10万以上のウェブサイトに同社の技術をライセンス供与してきた。同社は今後、AOLの100%子会社として運営される。買収金額については明らかにされていない。
今回の買収は、インスタントメッセージング事業の拡充を目指すAOLの最新の動向を表している。AOLは7月、Mac OS X、Pocket PC、Linuxの開発者向けに、インスタントメッセージングソフトウェア「AIM」用の開発キットを提供開始した。さらに同社は、オフィスワーカー、小規模の作業グループや企業などを対象にした法人向け「AIM Pro」サービスのパブリックベータ版の提供を開始した。
「Userplaneのおかげで、AOLは、インスタントメッセージングの勢力を広げることができるだろう」とAOL Audience BusinessのプレジデントTed Leonsis氏が声明で述べた。
Userplaneのチャットおよびインスタントメッセージングサービスは、利用に応じてサブスクリプション形式で提供されるか、あるいは広告付きモデルの下、無料で提供される。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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