ふつうのコードレスフォンでしっかりSkype--パイオニアコミュニケーションズ TF-FS55M-S

パイオニア
TF-FS55M-S
内容:パイオニアからパソコンにUSBで接続できるコードレスフォン「TF-FS55M-S」が登場した。すでにパイオニアは2004年はじめにUSBに接続できるコードレスフォンTF-FS22M-Rを登場させているが、今回のモデルではさらにSkypeと連携を強化していることが特長だ。

見た目は何の変哲もないコードレスフォン

  • パイオニアコミュニケーションズの電話機「TF-FS55M-S」

 Skype対応をうたうPC周辺機器がものすごい勢いで増加している。ただ、その多くが電話機に似た形のボディに、スピーカーとマイクを搭載したもので、パソコンに受話器をつなげばSkypeの会話ができますよ、という程度のものだ。

 ところが、「TF-FS55M-S」は、ただのパソコンに接続可能なスピーカーとマイクではない。Skypeでの利用を想定してSkypeとの連携を高めている。Skypeのコンタクトリストや、発着履歴を子機の液晶ディスプレイで確認できるなど、一歩進めた連携だ。

 その上、電話の機能としては、本物のコードレスフォンをベースとしているため、イヤホンマイクやPC向けに作られた受話器よりもしっかりしているし、何よりもベースの電話機がふつうの電話機として売られていて、電話としての実績があるのだから、通話の使い勝手という面でも問題はないと言えるだろう。

 また、モジュラージャックを備え、電話回線用のコードレスフォンとして使うことも可能な点もうれしい。切り替えも面倒なものではなく、1台の電話機でSkypeとふつうの通話をこなせる点も評価すべきだ。

  • 通常のコードレスフォンがベースで、受話器の使い勝手などもまったく同様。透明なプラスチックの上に受話器が浮いているようなデザインとなっている。

  • 親機背面のインターフェースは、ACアダプター、電話回線用モジュラージャック、そしてUSBポートだ。

  • 親機は少し大きめだが、中には、通常の電話の機能に加えてPCのサウンドデバイスとしての回路が入っている。

  • 専用ユーティリティはCD-ROMを挿入すると自動で立ち上がり、インストールすることができる。

  • インストールすると、Skypeとの連携のため、Skype側からアラートが出る。ここで許可をすると、電話機からSkypeの操作ができるようになる。

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