「Nabaztag Smart Rabbit」というウサギが開発された。開発元では米国でこのウサギが「繁殖」することを願っている。
米国で2006年6月に発売されたこの新しい商品は、Wi-Fi接続と音声合成ソフトウェアを利用して、RSSフィードや電子メール、天気予報などを読み上げる。
このプラスチック製うさぎ型ロボットの製造元であるVioletは「Ambient Orb」(Dow Jonesの株価変動を色の変わり方で知らせるランプ)からアイデアを得たらしい。Orbのように入力されたデータに応じて色を変えるだけでなく、Nabaztagラビットは実際に人に話しかけるため、ユーザーはインターネット利用時のおともにすることができる。
「3年前から開発が始まった。最初はWi-Fiランプを作ったのだが、言葉で情報を提供してくれるものの方が人々の関心が高かったようだ」とViolet共同創設者Olivier Mevel氏はインタビューで述べた。「つまり、インターネットに接続して情報を表示するだけでなく、SMS(ショートメッセージサービス)、電話、チャットで通信できるものが必要だった。この製品は感情を伝えるのにも利用できる。愛のこもったメッセージなどを好きな人に送ったときに便利だ」
Nabaztagラビットは現在米国内で、ThinkGeekまたは直販サイトのNabaztag.comから149.99ドルで購入可能である。802.11 bおよび802.11 gのWi-Fiネットワークに対応し、電源プラグを差し込む必要はない。Nabaztagラビットを接続したあと、所有者はラビットをオンライン登録し、公式名を与えて、ラビットと連動するサービスのうちの1つを選択して加入することになる。
目覚まし時計、天気予報、株価情報、電子メール通知の基本サービスは無料である。電子メールやRSSフィードの読み上げ、MP3の再生などのオプションサービスは、1カ月あたり約5〜7.5ドルで利用できる。米国では様々なオプションが少しずつ提供され始めている。例えば、8月の時点で米国内のNabaztagラビット所有者は、どの携帯電話からでもテキストメッセージや音声メールを受信することができる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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