キヤノン、光学20倍ズームレンズを搭載した業務用HDビデオカメラを発売

 キヤノンは7月26日、蛍石レンズ採用の光学20倍ズームレンズを搭載したHDV規格対応の業務用ハイビジョンビデオカメラ「キヤノンHDビデオカメラレコーダー XH G1」と「XH A1」を発売すると発表した。

 XH G1とXH A1は、レンズ交換が可能な「XL H1」の優れた機能を引き継ぎながら、レンズの一体化やボディデザインの変更により、機動性の向上を図ったHDビデオカメラ。1/3型総画素数約167万画素3CCDや、ハイビジョンに対応する映像エンジン「DIGIC DV II」の採用により、高品質な映像をHDV規格(1080i方式)で記録、再生することができる。

 また、高い色収差補正能力を持つ蛍石やUDレンズを採用した光学20倍の「HDビデオLレンズ」を搭載することにより、全ズーム領域において諸収差を良好に補正するとともに、画面周辺部まで高解像で高コントラストな映像を実現。さまざまな振動に対応するスーパーレンジ対応光学式手ブレ補正機能や、外部センサーを利用することで高速、高精度なピント合わせを実現したスーパークイックAFを搭載し、マニュアルでの調整が可能な絞りリングを装備する。

キヤノンHDビデオカメラレコーダー XH G1 「キヤノンHDビデオカメラレコーダーXH G1」

 階調の特性を調整するガンマや、それぞれの色あいを個別に調節するR/G/B独立ゲインなど23項目の画質調整を行う「カスタムプリセット」は、22項目37種類の情報の表示/非表示を選択することができる「カスタムディスプレイ」や、機能や操作感などの設定が行える21項目31種類の「カスタムファンクション」と合わせて、撮影者の使い勝手に応じて画質、表示、機能の3つのカスタマイズが可能となっている。

 このほか、XH G1では、音声も同時に伝送できるエンベデットオーディオ規格に対応したデジタルハイビジョン映像出力用のHD-SDI端子を装備。また、複数のビデオカメラで撮影する場合のカメラ切り替え時の映像の乱れを防ぐGENLOCK端子や、複数の素材のタイムコードを同期させるためのタイムコード入出力端子の装備など、撮影用途を拡げるさまざまな機能に対応している。

 価格はXH G1が84万円、XH A1が57万7500円、発売日はXH G1が11月中旬、XH A1が10月下旬となっている。

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