オンライン物々交換サイトはいまだ黎明期

坂和敏(編集部)2006年07月15日 00時20分
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 昨日は、ネットわらしべ長者の成功話から、物々交換の可能性に改めて焦点を当てました。そこで今日は、そうした取引を仲介するウェブサービスを紹介します。

 こうしたカテゴリに分類されるサービスのなかには、 以前ブログで紹介したla laやDVD交換サイトの「Peerflix」、CDやDVD、書籍、ビデオゲームなどを中心にした「Swaptree」や「Zunafish」、さらにCDやレコードからコミックブック、コンピュータ、アンティークなどまで雑多なものを扱う「SwapThing」といったサイトがすでにあります。

 米CNET/Realease 1.0の編集者であり、Under the radarのイベントでモデレータを務めたりもしているRafe Needlemanによると、これらのサービスはいずれもまだ基本的なスキームを模索しているところだそうです。これは、オークションと違って、「貨幣」が介在しない故の難しさでしょう。たとえば「モノ対モノ」の交換(Swaptreeの場合)がいいのか、それともポイント制といった疑似通貨を仲介させたやりかた(Peerflix)のほうがいいのかなど、仕組みの骨格部分もまだこれからという状態だとか。

 そうしたなかで、少し異色なのがSwapThingで、このサービスでは物々交換のほか、現金やサービスとの交換も認めています。「たとえば、コンスタントに忙しいわけではないフリーランスの人々が、ひまな時に自分のサービスを対価として提供することで、ちょうどいい代わりのアイテムやあるいは現金がなくても、欲しいモノを手に入れることが可能になる」(同社CEOのJessica Hardwick)との考えてのことだそうです。

 いづれにしても、送料の問題を考えると、「超レアものをどうしても入手したい」といった場合を除いては、これらのサービスを日本国内からの利用することはほとんどないかと思われますので、その分なおさら国内で同様のサービスが立ち上がることが望まれます。そうなれば、要らなくなった書籍やCDを○○○オフに持ち込んで二束三文の値段で買い叩かれることも減るでしょうから。(もし、こうしたサービスが国内にもすでにあるのをご存じでしたら、トラックバックか下のコメント欄を使ってお知らせ下さい)。

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