最近、Skype向けと銘打った電話機の登場が相次いでいる。ただし、多くはUSBポートにサウンド機能とスピーカー/マイクが直結したようなもので、いかにもPC周辺機器というでき具合だ。
中には通話向けということで、形状が電話機に似たものがあるが、手に持った感触などは長年にわたって愛された通常の電話機に勝るものはない。そこで“電話機に似た”のではなく、使い慣れた一般電話機でSkypeを楽しもうというアダプターがすかい楽なのだ。
本体のインターフェースはUSBポートとモジュラージャックのみ。モジュラージャックは回線側と電話機側の2ポートがあり、通常の電話回線などと接続することにより、1台の電話機で通常回線とSkypeをシームレスに使うことができる。
すかい楽の使用は、かなり「楽」である。まず、すかい楽の導入以前にSkypeのインストールや設定を済ませてなければならないが、すでにSkypeを使っていればインストールのやりなおしは必要ない。
Skypeが使える状態になっていれば、パソコンにすかい楽を接続する。USBポートに接続すると自動的に認識してサウンドデバイスとして登録される。サウンドのためのドライバをインストールする必要もない。
次に、付属のCD-ROMからドライバソフトをインストールする。このドライバによって、接続した電話機のオン/オフフックを検出し、Skypeの通話の制御を可能とする。ドライバは実行形式のファイルになっているので、実行して画面に従えばよい。
インストールの最後に、Skypeのソフトウェアからアラートが出る。これはすかい楽からSkypeの制御をするもので、受け入れれば完了だ。
また、すかい楽に電話機の接続するほか、可能ならば電話回線にも接続しておきたい。電話回線に接続しない状態ですかい楽を使うときは、ドライバの環境設定から「TEL-BOX使用時、優先する回線」を「USB」にする。そうでないと受話器をとっても全く反応がない。
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