企業の間で仮想化技術が人気を集めているようだ。最新の調査では、サーバ仮想化技術をすでに実装済み、または、今後12カ月以内に実装予定という企業は、4分の3にのぼったという。
仮想化技術を導入すると回答した企業のうち、3分の2は「すでに利用している」または「移行中」で、5分の1が「この1年のうちに実装する」と述べた。
その一方で、「仮想化技術を導入する予定はない」と回答した企業は、わずか4%にとどまった。
仮想化技術導入の最大の動機となっているのは、「インフラコストの削減」で、すでに導入済みと回答した企業の半分が、「導入の結果コストを削減できた」と回答している。
これ以外の理由として、「アプリケーション実装を容易にする」「既存サーバの有効活用」「床面積の縮小」などが挙がった。
ベンダー別シェアでは、VMWareの「ESX」と「GSX」が最も人気があり、両方あわせたシェアは55%となった。続いて、Microsoftの「Virtual Server」が約30%のシェアを獲得している。
多くの企業は、ストレージでも仮想化技術を検討している。「ストレージ仮想化技術を利用している」と回答した企業は、回答企業の20%にのぼった。
この調査は、Yankee GroupとSunbelt Softwareが、世界1700社の大企業、中小規模企業の幹部を対象に行ったもの。Sunbelt Softwareは、Windows管理ツールとセキュリティソリューションを提供するメーカー。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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